青森山スキー遠征 [南八甲田 横岳]
青森最終日は、南八甲田の横岳に向かいました。
滑りを重視するなら八甲田、どこか登りたいなら南八甲田、と2つの選択肢があり、サブリーダーとワタシは「せっかくなら違う景色が見たい」と、南八甲田を選択しました。
しかし、当日の朝、サブリーダーは疲れが出たらしく休養すると。
結果、リーダーと2人で出発しました。
南八甲田は、八甲田のさらに南にある山域のことを言うようです。
横岳には、城ケ倉大橋から向かいます。
駐車場は除雪されており、縦列駐車で7、8台は停められそう。
準備をして早々に入山!
尾根に出るまでは傾斜があるが、尾根に出ると、ゆるすぎるほどの緩斜面が続きます。
これ、下りで滑っているときに迷いそうだ。
というより、登りもトレースがバッチリあるから分かるものの、なかったらルーファイしながら行かないとわからなくなりそう。
ときどき出てくる赤リボンの間隔も広いし。
と、一瞬頭をよぎったものの、2人でのんびりとまずは荒川岳を目指しました。
登り出して2時間もしないぐらいで、眺望があるあたりにでました。
そして、ふと横に目をやると、
八甲田がドーーーンと広がっていました!
2人して大興奮!なんて雄大なんだ〜
この辺りから、右手の方に向かって進みます。
こちらも緩い尾根で、しかも幅もあるので、ぱっと見はゲレンデの緩斜面。
想像していたよりも、緩やかでした。
この緩やかな尾根は、お互い好きなところを歩きます。
途中にはよく成長した雪庇があり、それには注意が必要です。
記録でも雪庇があるとあったので、ここは毎年大きいのができるのかも。
今回意外だったのは、風。
写真では一見穏やかに見えるでしょうが、実際は結構吹いています。
しかも、山頂に近づくにつれて強くなっていく。
なので、木が終わる前にはハードシェルを着て、オーバー手袋なども装着しました。
山頂付近まで来ると、木はゼロ。
青空と雪面だけが目の前に広がります。
と、思ったら、遠くに団体さん発見!
しかも、歩きが10人以上にボーダー2名。
隊列を組んで、西側の尾根を下って行きました。
我々が登ってきた尾根もトレースは多いし、もしかして横岳は、実は人気の山なのかしら?
そうこう思っているうちに、山頂に到着!
すごい風だ〜
外したシールが飛んでいきそう!
板も流されて勝手に滑っていきそう…
シール外しがちょっとドキドキしました。
山頂付近は、凍っているところと雪のミックス。
滑るところさえ選べば快適に滑れそう。
しかも、目の前の八甲田に向かっての滑走!
強い追い風に流されないように来た道を滑り出しました。
木々の間を抜け、広い緩斜面を滑る。
人はない!
プライベートゲレンデみたいだ。
目の前に広がる八甲田を惜しみつつ、左に曲がって樹林帯の中へ。
ここも、登りで通った尾根なので、ひたすら緩斜面。
雪がどんどん重くなって来る。
そして、下の方はなかなか進まない‼︎
ワックスをちゃんとつけてくればよかった…
リーダーのシュプールに乗っかり、
手で漕ぎながらなんとか登山口へ。
と、思ったが…
ここでまさかの道が間違いが発覚!
隣の尾根を滑りきっていた。
登りのときに「下り、間違えそう」の予感的中。
仕方がないので、シールをつけて登り返し。
なんてこった…
遠くに見える、橋のところが正解の登山口。
あそこを目指します。
20分ほど登ったら沢筋をトラバースして隣の尾根に到着。
よく見るとそこら中、ボーダーやスキーヤーの跡だらけ。
間違いなくこちらが正解だわ。
あとは、普通に滑り降りて、無事駐車場まで下山。
最後の最後で、道間違いはあったものの、プラス約40分山スキーを楽しめたということで、まぁよかったのではないかしら。
青森山スキー遠征、無事終了!
[メンバー]
2名
[日にち]
2018年3月25日
[行程]
9:47 城ケ倉大橋
12:03 横岳
12:20 (滑走開始)
13:04 隣の尾根の末端、間違い発覚
(登り返し)
13:23 本来の尾根到着 (滑走)
13:41 駐車場
[個人装備]
山スキーセット一式、ビーコン、スコップ、ゾンデ、カラビナ2、スリング2、10mロープ・ヤッケor雨具上下、オーバー手袋、手袋、靴下、予備手袋、予備靴下、サングラスorゴーグル、帽子、目出帽、防寒着、ヘッンプ、テルモス、地図、ナイフ、笛、トレペ、筆記用具、常備薬、行動食、予備食、非常食、ピッケル、アイゼン、(ヘルメット)
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